水垣公認会計士事務所
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今年の確定申告
確定申告も終盤、第四コーナーを廻って最後の直線に差し掛かった頃、気温がグングン上昇しました。確定申告のゴールが近いということもあったのでしょうが、一気に目の前がパッと明るく開けてくるような気持ちになりました。桜の季節です。ところがどっこい、春分の日には何と都心で小雪混じりの冷たい雨が降りました。真冬に逆戻り、これには桜の蕾もびっくりしたことでしょう。

さて、今年の確定申告の中に、不動産譲渡の申告がありました。バブルをちょっと過ぎた頃に購入したワンルームマンションを昨年譲渡しました。不動産会社に勧められるままに投資用ワンルームマンションを購入し、賃貸の用に供していたそうです。その方は女性の方で、今は定年退職して現役を引退していますが、購入当時は公務員だったそうです。都内のワンルームマンションを立て続けに4物件購入し、しかも購入資金はすべて信販会社のローンを組みました。公務員だったからという訳ではありませんが、お話をする限りでは、そんな大胆な財テクをするような人にはみえません。それが何故?不思議でした。そう思い、理由をお尋ねしてみると、本人も何故そんな事をしたのかうまく答えられませんでした。

ワンルームマンションを購入したのは、バブルをちょっと過ぎたとは言え、まだまだバブルの余韻の残る頃でした。バブル時代は誰もがバブルという時代の熱狂のバスに乗り遅れまいとしました。その女性も熱狂のバスに飛び乗った口なのでしょう。しかし、時代の熱狂も醒めてしまえば、まるで憑き物が落ちたように、自分のことでもその理由すら思い出せません。

賃貸マンション、特にワンルームマンションは入・退去も多く、空室のリスクはつきものです。物件が古くなれば尚更リスクは高まります。一方、信販会社のローンの返済とマンション管理費は、そんな事にはおかまいなく毎月確実に口座から引き落とされます。管理はすべて不動産会社任せ、信販会社からは何%の金利で借りているかも知らず、自分の通帳の入出金すら訳が分からなくなってしまい、ついには悲鳴をあげました。かくして昨年、所有マンションをすべて売却しました。売却で得た資金は右から左、信販会社のローンの残債の返済資金になりました。それでも手持資金を持ち出しにならずに売却資金でローンを完済できたのは救いでした。想像するに、彼女は老後の安定収入を確保しようと思ったのかもしれませんが、定年退職後に待っていたのは安定と言うより想定外の混乱でした。

将来のことを考え、元気なうちに何か有効な対策を講じたいと願うことは珍しくはありませんが、どうやらそれも簡単ではないようです。不動産譲渡の申告となると、売却時の売買契約書は勿論ですが、購入時の契約書等色々な資料が必要になります。ところが、自分で管理不能になり悲鳴をあげたくらいなので、資料はアレがないコレがないのオンパレードです。困りました。

税理士業は、AIの発達によって将来、消えてなくなる職業の一つです。こんな時こそ、AIの出番です。アレがなくともコレがなくとも、パソコンにマイナンバーさえ入力すれば、アーラ不思議、確定申告完了です。税務署では納税者の情報をすべてマイナンバーで一元管理し、貧弱な頭を抱えて、どうしようかと悩む税理士など無用の長物になります。

私は今、無用の長物行きのジェットコースターに乗っているのかなぁ〜?
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