水垣公認会計士事務所
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ふるさと納税
ふるさと納税はもうすっかりお馴染みになっているので、既に実際に利用して各市町村から様々な返礼品を貰った経験のある人も多いかと思います。かく言う私も、ふるさと納税を利用しています。我が家のお米は、自分のふるさととは何の関係もない市からの返礼品のお世話になっています。ありがとう、ふるさと納税。

私は、千葉県市川市に住んでいますが、毎年、市川税務署に確定申告すると市川市から市民税・県民税の納税通知書が郵送されてきます。自慢ではありませんが、少し自慢すると、これまで一度も滞納することもなく、きちんと毎年多額の住民税を納税してきました。優良市民です。それなのに市役所から表彰されたこともなければ、市川特産の梨一つ貰ったこともありません。市川市に住んで40年弱、市役所から貰ったことがあるのは、自宅のことで風致地区条例違反のクレームだけです。市川に住んでいるので、有形無形様々な公的サービスを市から享受しているので、市に住民税を支払うのは市民として当然の義務です。納税しているのは何も私一人ではありません。市川市の人口は48万人、その中の一人に過ぎません。とは言え、その中でもたくさん納税しているはずなのになぁ〜。

市川市では、ふるさと納税で市に寄付した人に、かつてはTポイントカードを返礼品として贈っていました。総務省の指導もあってか、Tポイントカードは少々えげつないので取りやめましたが、それに代わる返礼品は今でも様々なものがあります。市役所でも市川市を応援して下さいと、一生懸命寄付を集めようとしています。ふるさと納税で気が向いた時に返礼品目当てに市川市に寄付する人と、市川市をふるさとにして住み黙々と多額の住民税を納税する人との違いは何なのでしょうか?一方は様々な返礼品を貰えて、もう一方は何も貰えません。市川に住所がない人は市から公的サービスを享受していない人であり、公的サービスという見返りなしに寄付してくれる人、だから返礼品に値するというのでしょうか?

私は市川に住み、仕事先は東京です。自宅のある市川市より、事務所のある東京都からより多くの公的サービスを享受しています。いわゆる千葉都民です。それなのに東京都には住民税を納税していません。そうなると、各市町村から享受する有形無形の公的サービスの対価として住民税を支払っているということでもありません。享受する公的サービスと住民税の納税とは必ずしも直接リンクしていません。公的サービスと直接リンクしていないとなると、それでは私たちは何のために住民税を支払っているのかという素朴な疑問が湧いてきます。何のために…?それがルールと言えばルールですが、今更ですが気になります。

そこで、市川市から送られてきた市民税・県民税納税通知書を引っ張り出してみました。通知書の裏面に課税の根拠が記されています。
『この市民税・県民税は、地方税法第294条及び第24条並びに市川市税条例及び千葉県県税条例の規定により……市川市に住所を有する個人……に課税されます。』

何を言っているのかよく理解できませんが、これ以上調べるのも面倒なので、根拠は保留にします。ちなみに私は市川市に寄付したことはありませんが、もしも私が自分の住む市川市に寄付すると、寄付に応じて市から返礼品がもらえるはずです。市に寄付しなければ何も貰えないまま住民税をただ納税するだけです。寄付という一手間を掛ければ返礼品という見返りが得られます。寄付したからと言って私の懐が痛む訳ではなく、寄付しようが寄付しまいが、私の懐具合は同じです。それなのに返礼品の有無に差があります。ふるさと納税の矛盾です。

季節は秋へ、秋はふるさとを想う季節です。ふるさとは遠きにありて思うもの、そして寄付はしてみるもの、返礼品はあなたのもの…。
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