水垣公認会計士事務所
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善因善果
関東地方は気象庁が梅雨入り宣言をした後、雨らしい雨が降りません。このままだとカラ梅雨です。連日、雨また雨のジメジメした梅雨の季節は鬱陶しいものですが、これだけ雨が降らないと今度は夏の水不足が心配。そんな心配をしていると、遅ればせながら今頃になって梅雨らしくなってきました。お前が余計な心配しなくとも大丈夫と言っているかのように雨が降り出しました。

さて、先日、事務所宛に東京地方裁判所民事第20部と封筒の下部に印刷された郵便が届きました。裁判所からお手紙を貰う心当たりはないし、裁判所からの郵便なんてあまり欲しいとは思わないし、何だろうと思いながら開封しました。中には、『破産手続開始通知書』と『破産債権届出書』が同封されていました。事件番号が付され、破産者として記載されていたのは顧問先でした。そうそう、思い出しました。

社長に最後にお会いした時、今、弁護士に相談していると言っていたのを思い出しました。年のせいかすぐ忘れてしまいます。年は取りたくないものです。破産申立は平成29年5月29日になっています。破産となると顧問先は税理士の手を離れ、弁護士の出番になります。顧問料の未収状態が続いていたので、顧問料の未収分を破産債権として届出せよと、書類が送られてきたようです。了解です。ただ、破産債権届出書を提出したからと言って、配当は期待できないでしょう。まず、金融機関が取るべきものを取って、破産管財人の弁護士が自分の報酬を取ればそれで終わり、お金は残りません。私を含めてその他大勢は貸倒れ組でしょう。しょうがないと諦めるしかありません。

その顧問先とは長いお付き合いでしたが、いつの頃からか会社は仕事が減り、それにつれ経営状態が苦しくなり、以来、楽になることはありませんでした。それでも何とかやり繰りして頑張ってきました。それは、中小企業では特に珍しいことでも何でもなく、よくあるケースです。万年、綱渡り経営を余儀なくされている会社もあります。私の知る限り、真面目過ぎるほど真面目で、ゴルフもやらずお酒も飲まず、一生懸命仕事をしてきた社長です。しかし、残念ながら倒産してしまいました。何がいけなかったのでしょうか…?どんなに真面目でも一生懸命でも、経営者としてはまだ何か足りないものがあったようです。

心情的には善因善果で、誠実に頑張っている人は、いつかその努力が報われ、その努力にふさわしい成果が得られるようになって欲しいと思いますし、周囲の皆もそれなら素直に納得できることだと思うのですが、現実の社会では必ずしもそうはなりません。一生懸命頑張っていた社長に何故天は味方してくれなかったのか知る由もありませんが、少なくとも天は必ずしも心情的ではないということだけは明らかです。

だからと言って、天に唾するのはおすすめしません。ある人は夢を抱いて新たにチャレンジし、ある人は成功し、またある人は不本意ながら夢破れ消えて行きます。競争社会では誰でもチャレンジすることは可能であっても、誰でも成功する保証はありません。栄枯盛衰は競争社会の宿命であり、日々繰り返されている経済活動の営みの一つに過ぎません。

今回のことは競争社会の中ではごく日常的なことかもしれませんが、破産開始通知書を見ながらその社長のことをついつい考えてしまいます…。単に運がなかったというだけのことなのかなぁ〜?
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