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故郷
今年の梅雨は、九州などの西日本では大雨による被害も発生しているほど平年より雨が多く、逆に東京などの東日本では水源地の水不足で取水制限をするほど雨が少なくなっています。ままならないものです。東日本の梅雨明けはまだですが、梅雨明け宣言イコール水不足宣言とならないことを祈りたいと思います。

さて、この時期子供たちはすでに楽しい夏休みに入っていますが、大人たちの夏休みはもう少し先です。会社関係では8月の旧盆頃の夏季休暇が一番多いかと思います。夏休みには家族連れで海外旅行に行ったり、田舎に帰省したり、家でのんびりしたり等々皆それぞれに予定があることでしょう。今年は家族みんなでポケモンGOになるのかもしれません。私も子供たちがまだ小さかった頃には夏休みになるとよく帰省しました。故郷の川で子供たちと川遊びをしたり、キャンプをして楽しんだものです。夏休み以外でも両親が健在だった頃は、何かにつけて帰省する機会もありましたが、子供たちも成長し両親が亡くなると徐々に帰省する機会も少なくなってしまいました。知らず知らず故郷が遠くなっていきました。よく、子供たちが成長するとそれぞれ故郷を離れ都会暮らしをして、故郷には年老いた親が暮らしているというケースがあります。そして、その親も亡くなった後は故郷に残るのは住む人もなくなり、空き家となってしまった実家だけというケースがあります。その故郷も場所によっては、高齢化と過疎化がすすんでいる場所もたくさんあります。そんな高齢化や過疎化がすすんだ故郷で一つの社会問題になっているのが空き家になった実家の相続放棄という問題です。

一般的には、親が亡くなって相続ともなれば、親の財産をどう分けるか家族でもめることはあっても、親の財産を放棄するなんて何ともったいない、あり得ないと思うかもしれません。通常はその通りです。しかし、今さら仕事もない故郷に帰るあてもなく、都会のように不動産の賃貸市場も売買市場もロクにないような過疎地にとり残された実家は相続人にとってはちょっとやっかいな存在です。そのまま放置しておけば良いと思うかもしれませんが、不動産は放置していても所有コストがかかります。たとえば固定資産税がかかります。使いもしない、貸せもしない、売れもしない空き家となった実家を相続することは、相続人にとっては金喰い虫を相続することにもなりかねません。都会暮らしで住宅ローンをかかえて、まだまだ教育費も必要な相続人としては、これ以上余計な負担は増やしたくないという思いがあります。それなら、いっそのこと相続放棄してしまおうかということになります。相続放棄してしまえば、もう実家は自分たちの手を離れコストはかかりません。相続放棄するためには、相続から原則3ヶ月以内に家庭裁判所に申し立てる必要があります。司法統計によると家庭裁判所への相続放棄の申立件数は2014年には182千件あったそうです。相続放棄の申し立て理由で一番多いのは、相続財産より借金が多く、相続財産がマイナスになるケースですが、最近増加傾向にあるのが故郷にある実家の相続を放棄するというケースだそうです。

実家の相続放棄によって、故郷との縁が切れ、故郷の過疎化に拍車をかけ、故郷が荒廃していくことになりかねないのは何とも哀しいものがあります。故郷はある意味自分の原点です。相続人にとって故郷にある実家を相続放棄せざるを得ないというのは哀しい選択であり、苦渋の選択です。そんな哀しい選択をせず、何とか故郷を守る良い知恵があると良いのですが…?ふるさと納税かなぁ〜?
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