水垣公認会計士事務所
トップページご質問・ご意見求人募集メルマガ
スローガン
経営理念
業務案内
事業所紹介
求人募集
今月のコラム
リンク
起業家Q&A
起業家のための10のアンサー
詳しく はこちら
セミナー案内
お見積りをご希望の方はこちら
水ガメ
今年は冬の降雪が少なく、この梅雨も雨は平年より少ないそうです。関東地方では気象庁の梅雨入り宣言があった後の6月16日から関東の1都5県で10%の取水制限を始めました。首都圏の水ガメ(矢木沢ダム外)の貯水率は平年の半分以下だそうです。そう言われても何だか実感が湧きませんが、とにかく少雪少雨で水ガメがピンチです。何年か前の大雪のことを思えば、確かに今年の冬は1度も大雪は降らず、大雪があってから用心のために買っておいた雪かき用のスコップも今年は出番がありませんでした。雨にしても、ちょこちょこ降っているようにも思いますが、言われてみれば梅雨特有のジメジメした長雨が今年はないような気がします。まだ、これで梅雨が明けてしまった訳ではないので、今後の雨の降り方にもう少し関心を持ちながら貯水率アップに期待して夏本番を迎えたいと思います。水ガメに雨よ降れ〜!

水ガメの重要性は、こんな時でもなければ普段あまり意識することもありません。水ガメの機能は単に水を貯めるということだけではなく、増水期には水を貯え川の氾濫を防ぎ、渇水期には水を放水して川が干上がるのを防ぎます。下流域に安定的な水量を供給するための調整弁として重要な機能を果たしています。話は少々飛躍しますが、中小企業の経営安定化のためにもこのような水ガメが必要になります。というより、中小企業であるからこそ水ガメが重要になります。中小企業の経営はとかく脆弱で、好不況の波も大きく、常に不安定さを抱えているからです。そんな中小企業の経営を安定させるための調整弁としての水ガメが欠かせません。中小企業にとっての水ガメ、それは経営者その人です。

水ガメが増水期に水をしっかり貯め込む時、それは中小企業にあっては業績が好調な時です。会社の内部留保は勿論ですが、経営者個人の内部留保にも配慮すべきです。ただ儲かっているからといって交際費の無駄遣いしたり、徒に法人税を払うだけが能ではありません。会社として将来に備えるとともに、経営者としても充分な報酬を確保すべきです。そして、そのような経営者の報酬の一部は会社の渇水期に備えてプールしなければなりません。キリギリスのようにみんな遣い果たしてしまってはせっかくの水ガメがイザという時に空っぽです。

水ガメが渇水期に水を放水する時、それは中小企業にあっては不況に巻き込まれ業績不振の苦しい時です。経営者はこの時期、会社の資金繰りのために自分の報酬を未払いにしたり、場合によっては引き下げ自分の身を切る必要があるかもしれません。それでも足りない場合は、会社の苦しい資金繰りをカバーするために経営者の個人資金を会社に提供することも余儀なくされます。そんな時こそ、かつて経営者個人の水ガメに貯えた資金が役に立ちます。中小企業の経営者の報酬の一部は会社の緊急時の水ガメ用の報酬です。だから、自分の報酬に浮かれるなかれ、遣い切るなかれ、宵越しの資金をプールすべし。

中小企業にとってもう一つの重要な水ガメはメインバンクです。ただ、銀行は会社の業績が好調な増水期には更に水嵩を増すように資金を融資したがり、会社が本当に資金が必要な業績不振の渇水期になると一滴の水も惜しむように融資に極めて消極的になったります。それが外部水ガメ特有のリスクです。水ガメはイザという時に役立ってこその水ガメです。

ところで、皆さんの水ガメの現在の貯水量はどんな塩梅ですか…?あまり多すぎても今度は相続が心配なので程々に。
▲このページのトップへ戻る
バックナンバー
水垣公認会計士事務所
東京都足立区綾瀬4−24−13
TEL:03-5697-8666 E-Mail:
info@mizugaki-kaikei.com
サイトマップ