水垣公認会計士事務所
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低金利
5月下旬ともなると木々の若葉も徐々に色濃くなってきます。5月の晴れた空は澄んだ青空で、吹く風も爽やかな心地良い風です。仕事ではともすれば内向きになりがちですが、少し目を転じれば解放感に溢れる季節です。しかし、そんな季節ももう少しすると冷やし中華のお世話になる季節になります。

さて、今年の2月に日銀によるマイナス金利政策がスタートしてから3ヶ月が経過しました。マイナス金利政策発表の時は、その言葉から大きなインパクトを受けましたが、この頃ではマイナス金利が実体経済に与えるインパクトに疑問符が投げかけられています。景気は依然として低迷したままで景気回復の兆しが見えません。少なくとも当初日銀や政府が期待していたような効果は表れていないと言って良いかと思います。円高等為替の問題等もあり、景気低迷から抜け出せない原因を全てマイナス金利のせいにすることはできませんが、早く現状を打開するような追加的措置を講じる必要があるように思います。

5月はどこの会計事務所も3月決算業務の真盛りで、忙しい思いをしています。この時期は経営者にお会いする機会が増えますが、その際、経営者とのお話で感じるのは、低金利がすっかり定着したのか金利はもう充分に低いという認識で、経営者が借入金の金利をあまり気にしなくなったということです。以前のように、銀行と金利交渉してやっとのこと金利を下げてもらったとか、他行で借りると言ったら金利を下げてきたetcというようなお話を経営者の方からお聞きする機会が少なくなり、また経営者が他社の借入の金利動向を気にすることも少なくなりました。そうなると、私たちも、銀行はこちらが積極的にプッシュしない限り絶対自分たちからは金利を下げないので、もっと交渉した方が良いですよ、などとアドバイスする機会もめっきり減りました。昔に比べれば、現在の金利水準は充分低いことは間違いありません。というより、今の金利は昔なら到底考えられなかったほど低いと言っても過言ではありません。

先月お伺いした会社では、2月に地銀から短期で1億円、金利年0.65%、3月には別の地銀から短期で5千万円、金利年0.60%、更にメガバンクから長期(3年)で5千万円、金利年0.48%で融資を受けたそうです。短期でも長期でも金利は1.0%以下です。それでも銀行はもっと融資したくてうずうずしているようです。3年ものの長期金利が短期金利より更に下回っているというのも驚きの一つです。そんな金利で貸し出して銀行はリスクに見合った利ざやが確保できるのかと心配になるくらいです。これなら、いくら借りても経営者はかつてのように重い金利負担に苦しむこともありません。この頃では、金利が1%だ2%だと聞くと、ちょっと高いなぁ〜と思うくらいです。変われば変わるものです。低金利自体は、経営者にとってはありがたいことですが、その一方で、そのことが借入金に対する経営者のガードの甘さに繋がりはしないかと心配になります。いくら金利が低くても借金は借金です。赤字では元金の返済にも窮します。そして、低金利ゆえの金融機関の貸出競争の激化は、一歩間違えればかつてのような不良債権の温床にもなりかねません。

アベノミクスがこのまま不発ということにでもなれば、あながち杞憂と笑ってもいられなくなります…。もう少し辛抱すれば、銀行から借金したら受取利息をもらえる日が来るのでしょうか?そうなったら、無借金経営とさよならして、目一杯借金をしましょう。
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