水垣公認会計士事務所
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守秘義務
2月も終盤に差し掛かってきました。今頃はどこの会計事務所も所得税の確定申告業務の真盛りですが、残念ながら確定申告業務はまだ終盤とは言い難い状況かと思います。今年は閏年でもあり、2月は29日まであります。1日の余裕があるはずですが、今のところではそんな余裕を感じる余裕すらありません。3月になれば、確定申告が終われば、春になれば、…と自分を励ましながら毎日頑張っています。ここが踏ん張りどころです。

さて、近年は確定申告の申告は全て電子申告をしているのですが、自分の申告書だけは税務署に提出に行っています。私のささやかなこだわりです。今年も確定申告初日の2月16日に税務署に行きました。税務署では『確定申告の方いらっしゃーい!』というかのように専用の受付コーナーを設置して、申告に来る人を待ち構えていました。私は、まるでネギを背負って税務署に飛び込んだ鴨のような気持ちになります。案内係に誘導され受付コーナーに行くと、受付係の人が2人立っていました。1人は男性でいかにも税務署員という人、もう1人は左腕にアルバイトと記した腕章をした女性でした。私は運よく(?)アルバイトの女性の方に案内されました。その女性は私が持参した申告書を見て、提出用と控用とに区分けして、提出用には添付書類が添付されているか確認しました。その後、提出用と控用にポンポンと収受印を押していきました。そして、「ご苦労様でした。」と言いながら、控の申告書を私に返してくれました。何はともあれ、これで一区切りつきました。

しかし、税務署からの帰り道、私の心の中に素朴な疑問が湧いてきました。それは、申告書をチェックして収受印を押すという業務をアルバイトの人が行うのは果たして妥当なのか?という疑問です。税務署に尋ねれば、アルバイトは申告書の内容をチェックする訳でも何でもなく、単に申告書の提出用と控が揃っているか、添付書類が添付されているかを確認して収受印を押すだけなので何の問題もないという答えが返って来そうです。確かに、アルバイトの人は申告書の内容の妥当性についてまではチェックしませんが、申告書を見て収受印を押すという行為によって、納税者の名前を見て、住所を見て、生年月日を見て、電話番号を見て、収入・所得を見て、納税額を見ることができます。意識的に目でも瞑らない限り、それらの情報が一目瞭然になります。確定申告書に収受印を押すという業務は、そう言う業務です。それで問題がないのでしょうか?税務調査の際、調査官は私たちには守秘義務があります。だから大丈夫です、安心して下さいという言葉をよく口にします。一体何がどう大丈夫なのか、何を安心するのかは分かるようで分からないのですが、要はつべこべ言わずに必要な書類を早く出せということかと思います。

国家公務員法第100条には『職員は、職務上知ることのできた秘密を漏らしてはならない。』といういわゆる守秘義務規定があります。守秘義務に違反した場合には、1年以下の懲役又は50万以下の罰金という罰則もあります。税務署員は国家公務員ですが、アルバイトは国家公務員ではありません。アルバイトには守秘義務もなく罰則もありません。言うなれば守秘義務を負わない部外者です。部外者が目にすることができ、アクセスすることができる情報には守秘義務に対応した配慮が必要なはずです。ちゃんと監督しているから大丈夫と言って済む問題ではありません。監督責任とは別の問題です。

税務署の現在の対応は守秘義務に対する配慮が欠けており、早急に改善が必要です。
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