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ふる里の山 - 水垣公認会計士・税理士事務所|東京都足立区・葛飾区の会計・税務事務所

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今月のコラム

ふる里の山

カテゴリ: コラム 作成日:2018年06月20日(水)

 

614日弘前着。はやぶさ23号に乗って新青森、そこから在来線に乗り換え弘前。着いたのは夕方5時半。東京から半袖姿で来た私は、いきなり北国の厳しい寒さの洗礼を受けました。それにしても驚くほどの寒さです。いくら東北とは言え6月、こんなはずでは…。

 

  15日朝、曇り空。朝のローカル天気予報では低温注意報が出ていました。朝から寒くて、トホホ…。今日は工場へ行き、ラジオ体操をしてから工場見学&役員会。弘前郊外の工場団地にある工場の事務所の4階からは岩木山が真正面にドンと見えるはずですが、昨日も今日も岩木山は雲の中。何より楽しみにしていたので残念無念。

 

16日快晴。今日は津軽カントリークラブでゴルフ。快晴、半袖、二日酔い。昨日まで雲に隠れていた岩木山が、待望の美しい姿を現しました。まだ残雪があり、左右の山裾の先の先まできれいに見えます。3日目にして完璧な岩木山に出会えました。リンゴ畑の向こうに残雪の岩木山。絵になります。

 

仕事で弘前に来る度に岩木山を見るのを楽しみにしていますが、私にとっての岩木山は旅先の山です。ふる里の山ではありません。埼玉県秩父市生まれの私にとってふる里の山と言えば、武甲山。岩木山ほど知名度はありませんが、知名度なんかなくてもふる里の山です。秩父は盆地なので、周囲をぐるりと山に囲まれていますが、その山の中でも武甲山は別格です。市内を見下ろしている山で、市内のどこにいてもその姿を見ることができ、武甲山は生活の一部でした。

 

子供の頃、武甲山は小学校の遠足で登る山であり、秩父セメントが石灰岩を採掘する山であり、外で遊んでいる時には採掘の発破の音で時間を知る山であり、その見え方でお天気の変化が分かる山でした。いつも当たり前に毎日目にしていましたが、高校卒業後ふる里を離れた後は、実家に帰省した時、出迎えてくれる山でした。秩父出身の私にとって、東京での生活は緊張を強いられる生活で、知らぬ間に肩に力が入ってしまう毎日でした。そんな東京生活の緊張を解きほぐしてくれる山でした。久しぶりに見るだけで安心できました。休暇が終わり、また東京に戻る時には、頑張れよと声を掛けてくれました。元気を注入してくれました。ただそこに存在しているだけでしたが、不思議なものでふる里の山はいつも優しく、そして雄弁に語りかけてくれました。ありがたいものです。

 

武甲山は石灰岩の山で、昔からセメントの原料として利用され、今も採掘され続けています。山を崩しています。緑豊かだった山が、ゴツゴツとした岩肌がむき出しの山になってしまっています。昔の姿を知る者にとっては残念な事です。この頃では、武甲山を目にする機会もめっきり少なくなってしまいましたが、今まで随分お世話になったので、今度は私からふる里の山に頑張れーとエールを送ってみたいものです。

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