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規律 - 水垣公認会計士・税理士事務所|東京都足立区・葛飾区の会計・税務事務所

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今月のコラム

規律

カテゴリ: コラム 作成日:2018年01月25日(木)

 

122日、関東地方に大雪が降りました。大雪と言っても、都心の積雪はせいぜい20㎝前後でした。雪国の人たちから、それで大雪かよと笑われてしまいそうですが、雪に不慣れな都心では大雪でした。その日の夕方、帰宅時間帯の交通網は大混乱しました。私も被害者の1人で、通常の帰宅ルートではいつになったら帰れるのか目途がたたないので、大迂回ルートで帰宅するハメになりました。何とか帰宅困難者にならずに帰宅する事が出来ました。南岸低気圧の影響で、大雪が降るという気象予報が事前に出ていたのだから、もう少し円滑な対応が何故出来なかったのかと疑問に思います。

 

閑話休題。

 

113日(土)、秩父宮ラグビー場へ社会人トップリーグの決勝戦を観に行きました。サントリーVSパナソニックの決勝戦。その前にヤマハVSトヨタの3位決定戦があり、2試合観戦しました。冬晴れの晴天、絶好の観戦日和。青空の下、日当たりの良いバックスタンドで缶ビール片手の観戦は最高の気分です。試合だけでなく応援合戦もビールのつまみになります。試合では100㎏を超す体重の大男たちが、グランドを走り、ぶつかり合います。楕円球を抱えてガツン、ガツンと体当たりの肉弾戦は迫力満点です。脳震盪で退場者、ケガ人はタンカで運ばれて行きます。

 

近年のラグビー界では『規律』という言葉がキーワードになっています。ラグビーで勝つために大切なのは規律であると言われ、規律が何より重視されています。選手たちは試合中の様々なプレーの中で、たとえば攻撃の時、守備の時、ラックの時、モールの時等々の局面で規律を求められます。チームとしてどれだけ規律あるプレーが出来るかが、試合の勝敗を左右します。15人の選手にはそれぞれ自分のポジションがあり、自分の役割があります。しかし、ポジション毎の役割は違っても、チームとして決められた規律を守ってプレーすることが全員に求められます。規律によって、チームに統一性が生まれ、チーム本来の力を最大限に発揮することができるようになるります。統一性のないバラバラな個人プレーは、チームの力を分散させ、減殺させます。選手たちも、規律が試合結果に直結するので、規律の必要性・重要性を体験的に理解し易くなります。

 

しかし、ラグビー界以外では、一般的に『規律』というと、一昔前の古めかしい言葉のイメージがあります。規律からは、強制であったり、束縛であったり、融通性の欠如等のマイナスの匂いがします。特に、自由やゆとりを重んじる教育で育った若い人は、規律という言葉にはある種の拒否反応があり、反発したくなるのかもしれません。かと言って、規律を重んじるラグビーは年寄りのスポーツではありません。

 

また、規律と言うと言う側は言えば言う程、口うるさく小言でも言っているような心持になりがちです。それが聞く耳を持たない相手であったら尚更のこと、しまいには馬鹿馬鹿しくなって言うのをやめてしまいたくなります。ラグビーの監督のように、チームを勝利に導くために選手に規律を求め、規律を浸透させるまで信念を持って徹底できれば良いのですが…。もし私が事務所の中で規律を徹底しようとしたら、その途端、皆は糸の切れた凧のようにサヨナラも言わずにどこかの空へ飛んで行ってしまうかもしれません。規律に拘らず、自由放任に任せれば何事もなく、すべてが良い方向に行くのであれば、そんな楽な事はありません。それなら経営者も監督も無用の長物です。しかし、規律もなく自由放任に任せるだけでは、皆はそれぞれ自分勝手な方向を見て行動するだけで、皆のベクトルはいつまで経っても揃いません。組織として機能させ、組織の力を統一し、その力を最大限に活かすことはできません。

新年、古めかしいと言われるのを厭わず、規律にスポットライトを当ててみるのも良いと思うのですが…。

 

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