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桜並木 - 税理士法人水垣会計パートナーズ|東京都足立区・葛飾区の会計・税務事務所

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今月のコラム

桜並木

カテゴリ: 今月のコラム 作成日:2022年04月11日(月)

 

 今年の桜を見ようと、自宅近くの真間川沿いの桜並木の道まで散歩に行きました。その日はあいにくの花曇りでしたが、それでも桜に誘われてたくさんの人が思い思いに桜を楽しもうと集まってきていました。

 時節柄、町内会の桜祭りのイベントは中止だし、レジャーシートを広げて宴会をしている人はいませんが、犬を連れていたり、写真を撮ったり、橋の上から桜を眺めたりと皆それぞれに楽しそうです。時折風が吹くと、一斉に桜の花びらが舞い散り、桜吹雪のカーテンのようになります。頭から全身がすっぽり春に包み込まれるような感覚になります。鳥たちも桜にうかれているのか、ひよ鳥らしき鳥がしきりに樹上でギャーギャーと騒いでいました。

 この季節になると、よくTVのニュースで大阪造幣局の桜の通り抜けの様子が紹介されますが、行く人来る人止まる人、どの顔もマスク顔で、まるでどこかの病院の患者の通り抜けのようでもあります。新型コロナウイルスで桜の楽しみ方も変わりつつありますが、ウイズコロナだろうとアフターコロナだろうと桜を思う気持ちはコロナ前と変わらないようです。こうして、花盛りの桜並木の道を歩いていると、こんな私でも少しは感傷的になります。

 私たちの宇宙は137億2千万年前のビックバンで誕生しました。誕生以来、宇宙はインフレーションによって、加速膨張しています。学者によれば、宇宙は加速膨張の結果、2兆年後にはすべての天体が遠ざかり姿を消してしまい、夜空には一つの星も見えなくなるそうです。どんな高性能の天体望遠鏡でも星は一つも観測できなくなります。今、当たり前のように夜空に星があり、それを見ることができるのは、たまたま人類が夜空に星の見える宇宙の限られた時代に巡り合ったからに過ぎないのだそうです。もっとも、夜空に星が見えなくなるよりはるか前、50億年後には私たちの地球は太陽に飲み込まれて消滅し、その太陽すら大爆発を起こして一生を終わります。

 あまりにも壮大で、気の遠くなるような世界なので実感は湧きませんが、頭の中で非日常を味わうことができ楽しいものです。

 ふと、そんな事を想いながら歩いていると、私たちはたまたま地球という星に生まれ、夜空に星の見える時代に生き、今日こうして真間川沿いの桜を楽しんでいるというのも何とも不思議なことのように思えてきます。行き交う人のすべてが一期一会の出会いですが、一期一会と言うだけではとても言い足りないような気持になります。

 時々、気分転換を兼ねて宇宙に関する本を読みますが、目の前の日常を離れ非日常に触れることができるので良いストレス解消になります。壮大な宇宙時間に比べるべくもないささやかな人間時間ですが、だからこそ夜空の星も満開の桜も行き交う人もすべてが愛おしく思え、人間時間を大切にしなければという思いが湧いてきます。

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