メニュー

オールドノーマル - 水垣公認会計士・税理士事務所|東京都足立区・葛飾区の会計・税務事務所

水垣公認会計士事務所

03-5697-8666
9:00-17:00(土日祝を除く)

今月のコラム

オールドノーマル

カテゴリ: 今月のコラム 作成日:2020年07月20日(月)

 

 天気予報は毎日毎日、雨一色です。新型コロナウイルスに心が沈み、連日の雨に心が沈みます。すべてのモヤモヤを吹き飛ばし、皆が元気になるようなスカッとした青空になって欲しいところです。

 さて、毎年7月10日には税務署の人事異動があります。税務署員の一税務署での平均勤務年数は3年。税務署では、良い人もそうでない人も毎年1/3が異動し、シャッフルされています。その目的の一つは、金融機関同様、勤務長期化による馴れ合い等の弊害の防止なのでしょう。

 会社設立以来1度も税務調査を受けたことがないという会社もありますが、一般的には3年乃至4年に1度程度の間隔で税務調査があります。税務署は3年で入れ替わってしまうので、通常は同じ調査官に2度出会うことはありません。よしんば2度出会ったからと言って、馴れ合う程、お互いに親しくなるかと言えば疑問です。昨年6月、税務署OBの税理士が現役の税務署員に現金をバラ撒いたり、飲み食いさせた事件があり、マスコミに取り上げられました。税務署員が馴れ合う相手は、納税者に限りません。税務署員も人の子、色々問題を起こしたりもします。

 7月10日の異動によって、税務署は実質上の新年度入りし、活動が活発化します。税務調査も動き出すはずですが、今年は7月10日を過ぎ、7月20日になってもまだ1件も税務調査の連絡がありません。全くの音無しです。

 税務調査の連絡があるのを楽しみに待っている訳ではありませんが、あるべきものがないというのも何だか中途半端な気持ちです。4月~6月は新型コロナウイルス緊急事態宣言もあって、新規の税務調査はすべて中止になりました。こんなことは、私の税理士人生でも初めての経験でした。緊急事態宣言は解除されたものの、今だに税務署は鳴りをひそめています。世間の目を気にしているのか、新型コロナウイルスの終息を待っているのか、その理由は分かりません。

税務調査の現場は、新型コロナウイルス感染予防の観点からすると、3密の現場です。調査は応接室等の閉ざされた部屋で行われ、会話等関係者の密接度は高く、感染の危険性の高い現場です。高齢者の多い税理士にとっては特に危険です。大企業だけでなく、中小企業でもウィズコロナの時代に合わせ、従来の働き方を見直し、ニューノーマルを模索する企業が増えています。しかし、税務調査のやり方は昔も今も変わらず、旧態依然、オールドノーマルの典型です。今のままでは時代の流れに逆行してしまいます。税務調査のあり方も再検討が必要な時なのでしょう。

 果たして税務調査のニューノーマルがどんなものになるのか分かりませんが、勝手に想像してみるのは楽しいものです。税務署がニューノーマルの看板を掲げて、結局、変化したのは調査官にマスク着用が義務付けられただけ、なんてことにはならないで欲しいものです。

期待していまーーす。

Copyright © 水垣公認会計士事務所 All Rights Reserved.-ログイン-