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法人設立 - 水垣公認会計士・税理士事務所|東京都足立区・葛飾区の会計・税務事務所

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今月のコラム

法人設立

カテゴリ: 今月のコラム 作成日:2020年01月25日(土)

 

120日は二十四節気の一つ、大寒でした。暦の上では寒さのピークのはずですが、今年は今のところ暖冬です。この冬、私の周囲ではまだ氷が張っていません。いつもの年なら、冷え込みの厳しい朝、通勤時に道路の雨たまりに氷が張って、転ばぬよう用心して歩くことがありますが、いまのところまだそんなことがありません。今年は、暖冬とやたら雨の多いのが特徴のようです。

 

そんな1月もあっという間に過ぎようとしていますが、1月中旬から2月中旬にかけて、4週連続で税務調査があります。いずれの調査も、昨年暮れに税務調査の連絡があり、翌年の調査日程が確定したものです。この忙しい時にと、ボヤキながらシブシブ調査対応に追われています。

 

さて、120日から、法人設立手続のうちの一部手続がインターネットで一度で済むようになりました。ワンストップ・サービスです。世界銀行が毎年公表している『事業環境ランキング』によると、日本の法人設立手続きは世界的にみても煩雑で、世界30位と著しく低い評価となっているそうです。日本は縦割り行政先進国・IT後進国なのでそれも止むを得ません。

 

そんなこともあってか、今年から、税務署・地方税務事務所・年金事務所・労働基準監督署等役所別に縦割りになっていたこれまでの手続きを一本化します。新たに『マイナポータル』という専用サイトを設け、マイナンバーカードを使って設立手続をすれば、バラバラだった手続きが一度で済むようになります。便利になります。これは、国の成長戦略の一環で、活発な起業を促すための環境整備の一つです。但し、公証役場での定款認証や法務局での登記手続は従来通りで、今回は見送られました。20212月を目途に、今回見送られた手続を含めて、完全一元化する構想です。

 

今回先行した手続は、法人設立手続というよりは、どちらかと言うと法人設立後の事後的な手続が中心です。一元化しないよりは、一元化した方が良いのですが、メインの手続きではありません。公証役場での定款認証や法務局での登記手続きが、会社設立手続の中ではメインの手続きです。法務省が抵抗勢力となって、真の一元化が後廻しになったのかどうか分りませんが、法人設立手続の一元化と胸を張るには中途半端です。それには、20212月まで待たなければなりません。

 

多くの起業家にとって、起業するか否かの判断の分かれ目は法人設立手続の煩雑性とは別のところにあると思いますが、それでも手続の簡略化は歓迎するでしょう。かつて、法人設立時の最低資本金の制限を撤廃して、活発な起業を促しました。その時は、それを機に起業ブームが起きた訳ではありませんでした。起業には起業のリスクがあり、起業家は想定以上に慎重でした。法人設立時の最低資本金の制限撤廃・法人設立手続の一元化、とりあえず起業促進の2本の矢が揃います。慎重な起業家にとって、起業の起爆剤となってくれるのでしょうか?

『マイナポータル』のサイトを観ると、“あなたにいいコト”どんどん広がる、とあります。でも、この程度じゃ物足りません。何かもっといいコトないかしら?

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