メニュー

正直者 - 水垣公認会計士・税理士事務所|東京都足立区・葛飾区の会計・税務事務所

水垣公認会計士事務所

03-5697-8666
9:00-17:00(土日祝を除く)

今月のコラム

正直者

カテゴリ: 今月のコラム 作成日:2019年11月15日(金)

 

朝夕はだいぶ肌寒く感じるようになりました。これでもまだ平年より気温は高めだそうですが、秋は紅く黄色く深まりつつあります。

 

さて、先日のこと、平日の夜7時過ぎに自宅のインターホンが鳴りました。宅急便かと思いながら応答すると、そうではなく、「この近くに住んでいるxxと言いますが、ちょっとお話がありまして。」という声が返ってきました。営業ではなさそうなので、何だろうと思い外に出ると、50年配の男性とおばあちゃんが家の前に立っていました。近所にお住まいだそうですが、初めてお会いする人です。おばあちゃんはその男性の母親だそうで、母親が今日車を運転していた時、駐車場に止めていた私の車に傷をつけてしまったとのことで、お話とはその謝罪でした。私が帰宅した時にはすっかり暗くなっていたし、帰宅のたびに車をチェックする習慣もないので、そんなことは言われるまで全く気付きもしませんでした。

 

男性はちゃんと懐中電灯を持参していて、3人で車の傷を確認しました。私の車の車体の色は黒ですが、後輪の脇のすぐ上のところに白く三本、こすり傷がついていました。駐車場にはいつも頭から入れて駐車しているので、車の後ろ部分を擦ったようです。ベンツではないし、たいした傷ではありませんが、お2人は恐縮していました。駐車場は角にありますが、普通に運転していれば曲るのに苦労するような狭い道ではありません。ここで擦るようでは、おばあちゃんの運転免許返納の日も近いのかもしれません…。

 

私自身、平日の日中は不在だし、目撃者がいる訳ではなく、監視カメラがある訳でもなく、知らんぷりしようと思えばそうすることも出来たはずです。過去にはそういうこともありました。それを、わざわざ自分たちから謝罪にやって来ました。当たり前と言えば当たり前のことですが、中々当たり前のことを当たり前に出来ないのが今の世の中でもあります。もしも、立場が逆転していたら、自分はこの人たちのように当たり前のことを当たり前に出来ただろうかと思うと、考えさせられます。そうありたいとは思っていますが、大丈夫かなぁ~という思いも心をよぎります。

普段あまり車を運転しないのですが、その週はたまたま週末にゴルフに行く予定があったので、日曜日に車を修理することになりました。日曜日の午後、その男性が近所なので自転車に乗ってやって来ました。車のキーを渡すと、男性は私の車に乗り、夕方には傷を修理し、洗車した車が戻って来ました。車の傷は消え、私の心に爽やかな思いが残りました。

Copyright © 水垣公認会計士事務所 All Rights Reserved.-ログイン-