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タンポポの綿毛 - 水垣公認会計士・税理士事務所|東京都足立区・葛飾区の会計・税務事務所

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今月のコラム

タンポポの綿毛

カテゴリ: 今月のコラム 作成日:2019年07月17日(水)

 

やけに梅雨空が続きます。もとより、梅雨の季節なので、多少の雨は覚悟していますが、それにしても連日の梅雨空にはさずがにウンザリしてきます。太陽が恋しくなります。

 

さて、仕事柄、事務所には様々な書類がたまります。税務申告は基本的にすべて電子申告を利用しているので、昔に比べればペーパーレスになった気がしますが、実際はそうでもありません。税務署等への申告のみペーパーレスで、会社にお渡しする控や事務所用の控は昔と変わらず紙ベースです。申告書類以外でも、契約書や請求書等のコピーなど様々な書類が紙ベースです。それらは、会社別にファイルしていますが、顧問契約が継続している会社のものは原則廃棄していません。一定期間が経過したものは定期的に廃棄しても良いように思いますが、万一のためにと保管しています。処分するのはそれ以外のもので、それも、処分するタイミングを見て、それまでは処分せずにプールしておきます。

 

 ある時、書類棚を整理し、長らくプールしていた書類の処分を思い立ち、その処分を指示しました。急ぎではないので、手の空いた時で良いからと一言付け加えました。それから2ヶ月、書類の入ったダンボール箱は指示した時と同じように相変わらず居座ったままです。2ヶ月間、ほとんど手が空かなかったようです。諦めて、今度は別の人に同じように指示しました。それから1ヶ月、私の期待したようにはダンボール箱は減りません。近くを通るたびにダンボール箱が目に飛び込んできて、私を嘲笑います。私の指示する仕事は、優先順位が極めて低いようです。まるで、そよ風にフワフワ漂うタンポポの綿毛ほどの重さもないようです。タンポポの綿毛より軽い存在の経営者と言うのは、悲しいものです。消去法では、事務所で一番手が空いているのは私のようなので、仕方なく自分でやることにしました。3月にも断捨離をしたのですが、パートⅡです。

 

 書類の多くはホッチキス止めにされていて、それを一つひとつ外してシュレッダーするのは手間がかかります。古いものは錆びついていたり、2重3重にホッチキス止めされているものがあったりします。会計事務所の人間は何でこんなにホッチキスが好きなのかと、文句が出そうになるのを抑えます。黙っている私に代わって、シュレッダーがガァーガァー・ゴォーゴォー文句を言ってくれました。シュレッダーは私の良き理解者のようです。

そもそも、こんな事になったきっかけは『手の空いた時』という言葉なのかもしれません。それは、文字通り何もする仕事がなく、手持無沙汰でヒマになった時と言う意味ではありません。まして、無期限に後回しにして良いという意味でもありません。今、抱えている仕事があるならその仕事は中断せず優先して良いですよ、しかし、それは手際よく終わらせて、自分で積極的に時間を作ってやりなさいという意味です。どうやら、指示する側と指示される側、お互いの共通語を見つけることから始める必要がありそうです。「ハイ、解りました。」という返事だけでは安心することはできません…。

 

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