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お弁当 - 水垣公認会計士・税理士事務所|東京都足立区・葛飾区の会計・税務事務所

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今月のコラム

お弁当

カテゴリ: 今月のコラム 作成日:2018年10月24日(水)

 

10月・11月は税務調査の花盛りです。個人的にはもっと別な花盛りが好きなのですが仕方ありません。先日も2日間調査立会をしました。調査初日は、10月だというのに日中の最高気温は25℃を超え、蒸し暑い日でした。調査はクールにいきたいので、こんな日は税務調査には不向きです。

 

調査は、朝10時頃調査官が会社にやって来てスタートするのが一般的ですが、その日の調査官は1010分前にやって来ました。ダークスーツに縦じまのグレーのYシャツ、ネクタイ、手には大き目の黒いカバンという出で立ちの年配の調査官でした。調査の事前連絡は電話なので、名前と声しか分かりません。税務署から自転車で来たそうです。電動自転車なのでと言うものの、いま時の若い調査官なら場所的にみて電車&バスを利用してやって来たことでしょう。自転車なんてとんでもない!

 

初対面の挨拶もそこそこに、早速調査に入りました。まず初めは会社の概況の聞き取り調査ですが、調査官の頭の中は調査の事だけでいっぱいで、調査以外の会話には全く興味がないようでした。したくはなくとも、世間話の一つぐらいして、和やかなムードにしたら良さそうに思いますが…。結局、午前中は概況の聞き取りに終始しましたが、切りの良いところまでと12時過ぎまでかかりました。切りの良いタイミングなら12時より前にいくらでもありました。何の切りが良かったのか理解できません。ヤレ、ヤレ、先が思いやられます…。

 

少し遅れて、昼休みにしましょうとなった時、調査官曰く、今日は弁当を持って来たので、ここを使っても良いですか? そう言って黒いカバンから取り出したのは、コンビニ弁当ではなく、新聞紙に包まれた弁当箱とペットボトルのお茶でした。オイ、オイ、ピクニックじゃねえゾ…。弁当を持参するのは勝手ですが、昼休みまで会社に居座り、一室を占拠するのは困りものです。

 

今回の調査官は、税務署を一度定年退職して、退職後、再び税務署に再雇用された調査官です。税務署一筋、長年調査畑を歩き続けてきた大ベテランですが、税務署の世界しか知らず、その特殊な世界にドップリ首まで浸かりきりだった分、世間の感覚とは微妙なズレがあるように思います。その調査は、一昔も二昔も前の調査流儀を守っているかのようです。若い頃に身体に刷り込まれ、染みついた自分流なのでしょうか? その姿は、時代に流されなかったと言えば流されなかったと言えるのでしょうが、そのお蔭でいつの間にか時代に取り残されてしまったベテラン職人の姿に重なります。時代が変わったことには全く気付いていない様子です。

 

調査2日目は、雨の降るのを警戒してか自転車ではなく電車&バスで、やはり10分前にやって来ました。弁当は、お天気の如何に係らず調査の七つ道具の一つのようなので、勿論、持参してきました。税務署は大組織です。若い人からベテランまで、男性から女性まで、国家公務員なので全国から人が集まり、性格も皆それぞれです。きっと、これから先も、色々な調査官と出会うことでしょう。楽しみです…?!

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